【新唐人2015年10月24日ニュース】
中国の習近平国家主席は、イギリス公式訪問の2日目となる21日、イギリスのキャメロン首相と会談し、ともに両国関係の発展を深めることに合意しました。
21日、習近平国家主席は、キャメロン首相と、ロンドン中心の首相官邸で会談し、夜にはロンドン市長が主催した晩さん会に出席しました。
21日の午前、習近平国家主席はウィリアム王子とキャサリン妃と面談し、面談でウィリアム王子は、最近開発した二酸化炭素の排出を大幅に減少できる、新型ハイブリッドタクシーを紹介しました。
午後からは、 習近平国家主席は、 キャメロン首相と会談を行い、双方は多くの貿易協定を結び、その後、両首脳は共同記者会見を開きました。
イギリスのキャメロン首相
「中英両国は貿易と投資領域で協力し合い、中国がイギリスに投資するほか、イギリスの企業も中国での事業拡大と発展を図ります」
習近平国家主席は、イギリスとパートナーシップを築き、両国の協力関係を深めていきたいと述べました。
中国習近平国家主席
「両国の政治的信頼感を高め、各領域における協力関係を深め、中英関係のさらなる発展を望みます」
また、キャメロン首相は、中国がヨーロッパに安価な鋼鉄を大量に輸出している問題を指摘し、それにより、イギリスの製鉄産業が数千人の人員削減を余儀なくされたと指摘しました。
これに対し、習近平国家主席は、「イギリスに限らず、世界の国々は生産能力過剰の問題に直面しており、中国は過剰な鉄鋼生産能力の削減に取り組んでいる」と述べました。
両首脳はほかにも、ネットにおけるスパイ行為問題などについても、新たな協定を結びました。
イギリスのキャメロン首相
「私たちはネットスパイ問題など、手を焼く課題についても誠意をもって議論し、ネットや商業におけるスパイ行為や、中国の人権問題などについても、新たな協定を結びました」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/10/22/a1231116.html(中国語)
(翻訳/吉田 ナレーター/水田 映像編集/李)